星羅のノート

感想読むの好きだから私も書く。自由帳。

ソーサリー!日記 「魔法使いの丘」4日目

4日目

 

坂を登りきったら、小さな村に着いた。

村人の見た目がひどい。手足がなかったり、肌がただれていたり

 

 

うっ、流行り病の村だったのかよ

村人とうっかり接触しちまった。なんとなくだるい。

誰かー!医者ーー!!

 

 

でかい村が見えたところで、虫みたいな妖精にまとわりつかれた。

ジャンっていう名前らしい。(本人が名乗った)

やたらと馴れ馴れしいが、あの村のことを教えてくれたし

悪いやつではないんだろう。

旅は道連れと言うし、まあ肩を貸してやらないこともない。

 

 

この村では子供のお祭りがやっているみたいだが俺には関係ない。

酒場を探してみると、グランドレイガー酒場の文字が。

これって斧の名前と同じよな?

 

やっぱり、あの斧は店主のじいちゃんのもんだった!

スッゲー喜んでたなぁ。

感極まって、エールと水晶の滝の通行証をご馳走してくれた。俺も嬉しい。

斧と交換で頑丈そうな剣もくれた。

 

 

グランドレイガーさんのおかげで今後の目処がたった。

まずは、水晶の滝に行くこと。この滝はどんな病や怪我も直すらしい。

流行り病も治るってことか!よっしゃ。

 

次にこのビリタンティの村を出たら、トレパーニの村に行くこと。

そっから、カーレまでは1日歩けば着くらしい。

てことはあと23日で着くのかね。

 

 

トレパーニはスヴィンというのが住んでて、その娘が囚われの身なんだとか。

それの解決を頼まれるだろうというのも聞いた。

うへぇ面倒ごとは避けてきたっていうのに。

仕方なく冒険する羽目になりそうだな。

 

 

カーレにはグランドレイガーさんの知人がいるから頼れ、とも言われた。

本当いい人すぎるな。斧買って良かった。

名前はヴィック。魔法の呪文みてーな名前だな。

 

 

久しぶりに服を脱いで滝つぼで水浴びする。ちょーーー気持ちいい。

グランドレイガーさんが言った通り、病気も怪我のあとも消えていく。

流行り病のだるさも消えた。びっくりだ。

 

何日かぶりにすっきりした体で眠りにつくことができる。

金がないので今日も野宿だが、生気がみなぎっているのを感じる。

ジャンはもうすでに体を丸めて寝てる。

ふー、グランドレイガーさんに会えて旅を始めてから一番いい日だったかもしれない。

おやすみ。