星羅のノート

感想読むの好きだから私も書く。自由帳。

ソーサリー!日記 「魔法使いの丘」7日目【最終回】

7日目

もう一度目を開けると、そこはトレパーニの宿屋だった。

スヴィンの祈祷師が横にいて、あなたの怪我や病気はもう大丈夫と言った。

そして、今は娘が助かったお祝いをしているところだと説明した。

礼を言うと、とんでもないとペコペコと謙遜していた。

 

 

ぐっすり眠れて、体は元気満タンだ。

それに心も元気だ。いいことをするのはいいものだな。

アナランドではものぐさで人助けをあんまり出来なかった分

この旅では、魔法で出来ることならやっていこうかなーなんて。

あの化け物は怖かったから、もう一回戦うのが遠慮したいが

 

宿屋を出るときに、酋長と娘さん、ほかスヴィンたちが集まってきた。

金貨10枚とカーレの南門の鍵をくれた。

カーレは邪悪な街だから常に用心しろ、だって。

わかったよ、酋長。カーレでも洞窟対治の勇者に仕立て上げられないように気をつけるよ。

 

 

 

スヴィン達に見送られながら、トレパーニをあとにする。

大丈夫、あと1日も歩けば着くって言ってたし。

 

 

 

 

城砦都市カーレ1日目 へ続く

ソーサリー!日記 「魔法使いの丘」6日目

6日目

小屋のドアが開いて、スヴィン達に囲まれた。怖っ。

その中の一番派手なマントしてるやつが酋長で、そいつから娘を洞窟から助けるように言われる。世間話で今までの冒険をちょーっと盛って話したけどよ

「お前が真の勇者だ!」って言い方は死亡フラグっぽくない?

この威圧から逃れることは出来なさそうだ。

 

それにほうびは思いのままって言ってたし!!

うん!逆に楽しい想像がこれ以外ない!!

 

 

洞窟まで連れてこられ、下の方に降ろされた。

あー、グランドレイガーさんが洞窟の守り神てきなこと話してた気が。

うーん、思い出せない。ちゃんと覚えてりゃよかった。

 

 

ふいー。大岩が転がってきたが魔法があって良かった。

壁を作って跳ね返した。あれって罠なの?普通に死ぬっしょ

冷や汗ヤバイ。早く娘さん見つけんと!

 

 

すすり泣きが聞こえる!スヴィンの娘さんだ!!

デカイ図体で抱きついてきた。さぞ怖かったろう。でも、頭のツノがちょっと痛いんだなぁ。すぐ脱出するぞ!

 

うわうわうわ。

洞窟が揺れて、出口が塞がった。そんで現れたのはデカイ植物で出来たライオン?だった。

し、死ぬううう。

叫びたい気持ちを抑えて、娘さんを後ろにかばいながらライオンと向き合った。

 

 

あんなデカイ化け物会ったことねーよ。

いや、待て俺には魔法がある。

あああ、何の魔法が使えたっけ!??

 

FOF!!

俺の前に力場が出来て、ライオンの尻尾(サソリの尻尾に似てる)がそれを受け止める。

あれに刺されたら毒だったんじゃないかと思うとかなり怖い。

FOFじゃ壁しか出来ない。なにか攻撃しないとー!

 

 

こいつの見た目は植物!

いけると確信した俺が選んだ呪文は

 

HOT

 

手から火の玉が現れて、化け物の腹にクリーンヒット!

大きく吠えたあと、植物部分が黒く小さくなり、くたっと地面に落ちた。

勝った

 

 

洞窟の出口は塞がっていたが、光が差している場所がある。

そこをたどっていくと、丘に出た。

 

 

 

トレパーニに戻ると、娘さんを見てみんながめちゃくちゃ喜んでいた。

うん、良かったな

その風景を見たあと、視界が真っ暗になった。

 

 

 

ソーサリー!日記 「魔法使いの丘」5日目

5日目

 

そういやもう食料がないんだな。

どっかで入手しないと。

 

黒装束のノッポが襲ってきたが、魔法で返り討ちに出来なかった。

ミニマイトが近くにいると魔法が使えないだと!?

ミニマイトがせせら笑っている。くっそ!!

こいつ、この瞬間を見るために俺に着いてきたな!??

 

 

なんとか、魔法なしで通り魔に勝った。

疲れたし逃がそうとしたらめっちゃ感謝された。

俺の味方になってくれる、って。

これからの道のりラクになるじゃん!って思ったら、カーレまでのお供はしないって言って茂みの奥に消えちゃった。ええ~

 

 

ジャンうぜえ。

羽音もうぜえ。

こいつがいると魔法が使えないとわかるとスッゲー邪魔。

 

 

 

おばあちゃんの家に案内される。

老人の一人暮らしで話し相手が欲しいんだとよ。

じゃあこんなとこに住むなよなー。

俺だって暇じゃないんだぜ。

 

 

紆余曲折あって、おばあちゃんと仲良くなった。

1日目に押し付けられた魔法の呪文の書の1ページはおばあちゃんの本で

あのじいちゃんはおばあちゃんから本をパクったコソ泥だったらしい。

 

老いの魔法?まじかよ。こええな。

 

 

おばあちゃんの魔法でミニマイトを追い払ってもらった。

あいつ、こっから逃げ出す時もうるさかったな。

はー。これで魔法禁止プレイから抜け出せる。

 

 

夕方になってトレパーニに着いた。

村人みんなにツノが生えててデカイ。スヴィンってのは人種のことだったんだな。

 

スヴィンたちの会話に混ざれた。旅人がよく来るからか?

村の酋長の娘が洞窟の鬼神の生贄になったとか、酋長の家系が途絶えると天罰が起こるとか。

村の陰気なムードはこれが原因か。

 

 

おい。世間話してたら、小屋に閉じ込められたんだが。

カギがかけられる音聞いたんだが。

あと1日でカーレに着くってときに。

食い物もない。やることもない。寝る。

 

ソーサリー!日記 「魔法使いの丘」4日目

4日目

 

坂を登りきったら、小さな村に着いた。

村人の見た目がひどい。手足がなかったり、肌がただれていたり

 

 

うっ、流行り病の村だったのかよ

村人とうっかり接触しちまった。なんとなくだるい。

誰かー!医者ーー!!

 

 

でかい村が見えたところで、虫みたいな妖精にまとわりつかれた。

ジャンっていう名前らしい。(本人が名乗った)

やたらと馴れ馴れしいが、あの村のことを教えてくれたし

悪いやつではないんだろう。

旅は道連れと言うし、まあ肩を貸してやらないこともない。

 

 

この村では子供のお祭りがやっているみたいだが俺には関係ない。

酒場を探してみると、グランドレイガー酒場の文字が。

これって斧の名前と同じよな?

 

やっぱり、あの斧は店主のじいちゃんのもんだった!

スッゲー喜んでたなぁ。

感極まって、エールと水晶の滝の通行証をご馳走してくれた。俺も嬉しい。

斧と交換で頑丈そうな剣もくれた。

 

 

グランドレイガーさんのおかげで今後の目処がたった。

まずは、水晶の滝に行くこと。この滝はどんな病や怪我も直すらしい。

流行り病も治るってことか!よっしゃ。

 

次にこのビリタンティの村を出たら、トレパーニの村に行くこと。

そっから、カーレまでは1日歩けば着くらしい。

てことはあと23日で着くのかね。

 

 

トレパーニはスヴィンというのが住んでて、その娘が囚われの身なんだとか。

それの解決を頼まれるだろうというのも聞いた。

うへぇ面倒ごとは避けてきたっていうのに。

仕方なく冒険する羽目になりそうだな。

 

 

カーレにはグランドレイガーさんの知人がいるから頼れ、とも言われた。

本当いい人すぎるな。斧買って良かった。

名前はヴィック。魔法の呪文みてーな名前だな。

 

 

久しぶりに服を脱いで滝つぼで水浴びする。ちょーーー気持ちいい。

グランドレイガーさんが言った通り、病気も怪我のあとも消えていく。

流行り病のだるさも消えた。びっくりだ。

 

何日かぶりにすっきりした体で眠りにつくことができる。

金がないので今日も野宿だが、生気がみなぎっているのを感じる。

ジャンはもうすでに体を丸めて寝てる。

ふー、グランドレイガーさんに会えて旅を始めてから一番いい日だったかもしれない。

おやすみ。

ソーサリー!日記 「魔法使いの丘」3日目

3日目

 

分かれ道。まっすぐ行けばダンパス、西はアリアンナ。

ダンパスってあのおじいちゃんが来たところじゃね?

ダンパスに行ってみようか。

 

 

チクショーー!

ダンパスの村長を怒らせちまった!

怒らせたのはどうでもいいが、それで慌てて村を出た時に

剣を置いてきちまった!!!くっそ!!

あーー!けっこうイイ剣だったのに!

俺の冒険の相棒って雰囲気醸し出し始めてたのに!!

新しい剣買うまでは、このボロい斧で受け流すしかないかぁ?はー

 

 

 

野宿。金最初に使いすぎたの悔やまれるな…。

 

 

 

寝てる隙にウルフハウンド強襲。

野宿はこれがあるから辛い。

ソーサリー!日記 「魔法使いの丘」2日目

2日目

 

寝るとか言いつつ全然寝てねー!!!

旅に出た1日目でテンション上がったまま徹夜しちまった。

くそ疲れた睡眠は重要なんだな

 

そういえば、飯も食ってないじゃん昨日

朝から調子悪いぜ

 

 

めっちゃ朝から疲れてる

そんなときにゴブリンのさらし首とか見たくない。

ゴブリン村には行きたくないけど、どっちの道がいいわけ?

はっきり書けや!

 

 

うはぁ、ゴブリン村に来たっぽいぞぉ

村じゃなくて、仕事場かな?洞窟で採掘作業してんな。

魔法もあるしちょっと覗いてみようかなぁ

 

いかついゴブリンと会ったから引き返してきた。

今の体力じゃ魔法一回しか出せんしな。

全力の俺だったら倒せたんだよ?ゴブリンにビビったわけじゃないからな!!

 

 

村発見!マジでホッとした。

クリスタタンティっていう村らしい。

疲れた体には酒!!居酒屋に行く。

 

 

同じくらいの歳のにいちゃんに話しかけてみる。

ぜんっぜん会話が成り立たなくて絶望。

 

 

宿に泊まる金がないから野宿。

本日1回目の飯も今食べる。

ゴブリンにビビって食べるの忘れてた。

ま、2日目はこれで終わり。

今日はちゃんと寝るわ。

おやすみ。

 

ソーサリー!日記 「魔法使いの丘」1日目

ソーサリー!のゲームブックが楽しかったので、

1日ずつ日記形式で記録することにする。

以下からは魔法使い見習いになりきって日記を書く。

日記というかツイッターみたいになってしまったが。

 

 

 

 

アナランドの冠が無くなってヤバイ、っていうのは知ってた。

ゆうて王国の軍隊とかがなんとかするっしょと思ってたら、なんとかならなかったらしい。

そんで、民間の中でマンパン砦までいく(つまりドンパチしてくれる)志願者を募集することになったらしい。

それを知った師匠は、俺に行けとそういうことを言ったのだ

 

 

なんでそんな辛いところにー!?とキレたら、

お前は怠け者だし、街の簡単な依頼は真面目にやらないからだ!だって

でも、こんな、間違えたら即死みたいな任務しなくてもいいじゃん

 

 

それを聞いてたおとうと弟子くんたちは

目をキラキラさせてさ、「国の重大な任務に携われるなんて!すごい!」とか言われちゃったから見栄っ張りの俺としては行くしかないよね。

 

 

 

魔法がどれくらいできるかって?

えーーと、HOTだろ、ZAPBIGDOP、防御のFOFWALもあるよなー

SUSそれからーまあそんなもんあれば、生き残れる、と良いんだけど。

 

 

 

 

 

 

1日目

 

金貨20枚とよくある剣、2食分の食料て少なすぎん??

師匠~、対応塩すぎん??

そんな声もおかまいなしに、魔法でシャムタンティの壁まで俺をワープさせちまった。

シャムタンティの丘でけー。初めて見るんだよな。

門番の言うことには、とりあえず川近くの都市カーレを目指せば良いらしい。

 

 

 

斧と剣と笛を買った。買いすぎ?残り金貨4枚だけど、後悔はしてない。

斧には持ち主っぽい名前グランドレイガーと3桁の数字という彫刻。

おっ、これはなにか起こりそうな予感~

 

 

 

 

おじいちゃんが木から降りれなくなってたから助けた。

エルヴィンのせいらしい。エルヴィンてなんだ。化け物か?

 

魔法の呪文の書を1ページだけもらった。

もらったってか押し付けられた。え?なに?呪われてる本だったとか?

怖いんですけど。イラストで害虫駆除?なのはわかったけど、読めねー。

俺にはできない魔法みたいだ。

 

 

おじいちゃんの木にハチがいた。刺された!いてぇ!

でも蜂蜜と蜜ろうゲットしたからいっか。

 

 

もう寝る。

 

 

 

2日目へ続く