星羅のノート

感想読むの好きだから私も書く。自由帳。

【好きな歌詞】恋は天然(ポップンミュージック・BEMANI)

恋は天然!

100%よりもっと好きよ

 

 歌:ナチュラルベア

作詞:くまのきよみ

作曲:村井聖夜

 

www7.atwiki.jp

 

 

・青春はフルーツ!

 

フレッシュで甘酸っぱい初恋みたいな感情を

「天然」の一言で描写しているサビ。

天然、と言うと無添加しぼりたて!の100%果汁を連想させるけど、

これはまさにそれ。

次に続く文句も、100%ジュースを前提にして比喩が続く。

 

1番では

 

恋は天然!

フレッシュジュースよりもっとしみる

未熟なこのHeart(むね)に

 

 

 

 

フレッシュジュース、未熟、と言った果実ワードが多い。

2番には、はじけちゃう、という歌詞も。

青春の恋ってくだものに例えたくなるのでしょうか。

 

年齢が上がるにつれて、恋って打算的になっていくと思うんですよね。

年齢差とか、年収とか、どんな仕事してるか、親に紹介できるかみたいな。

ある程度年をいった恋愛は、数%は理性で判断しているわけでしょう。

でも、「恋は天然」は本能が前のめり。

そういう条件もなく、ただ、この人が好き!!!

というストレートな感情があるのって

10代のときなんじゃないかって思います。

 

 

 

 

・本能と天然

「本能」という言葉も間違ってはないと思うのですが、

この言葉って大人のエロスや弱肉強食の世界等をイメージするので

ちょっと違うなーとも思う。

なんとなくダークな感じがします。

福山雅治さんの曲「化身」が私の中では「本能」という言葉のイメージそのものです。

どうしても、血とかのケガレ要素が入る。

 

 

 

逆に透明度が高くて、育っていくものは

植物が連想できますね。

育ち盛りの美しさって、ゆっくりと日々変化していくもの。

伸び代がある感じで。

果実だと、だれかにもがれた時点で成長が止まってしまうので

だれの手にも触れられた事がなく、中身を凝縮させて熟れていくのは

まさに思春期の比喩にぴったり!

 

 

 

 

 

・夕方の赤、果実の赤

2番の歌詞のここも注目。

 

ムードなシチュエーション

ああ 街中染まっていく

 

 

 

夕方を示す歌詞。

ここで、オレンジ色が頭の中に浮かびます。

なんとなく果実の比喩とマッチしてると思いませんか?

1番で未熟な果実を連想させておいて

2番後半でオレンジ色を塗らせるんです。

ちょっと熟れた、ちょっと時間が進んだ、ちょっと成長した

ような気がするんです。

 

 

【他の歌詞】

 

サビ前のアウフタクトも好きです。

 

つぎの瞬間

 

 

頰にキスして駆け出す瞬間、

手と手がそっと触れる瞬間が

スローモーションで見える感じがします。

恋は天然なので、この女の子は何も考えないで本能(天然)のまま

キスしちゃったのかなーと思うと可愛くてしょうがないですね。

自分で抗えないような衝動。

スローモーションで思った事が「恋は天然!」

 

あ、なんも考えないで女の子って言っちゃったけど

明示されてないから違うかも。

私の中では女子設定で聞いています。

 

 

 

【曲自体について】

イントロのベースが最高。

歌手に声も可愛い。

プッとしてふざけてる、はちょっと笑ってるし

さっきまでは怒ってたはずなのに、はちょっと悔しい声で歌ってる。

喜怒哀楽がキュートな歌詞ですが、歌い方もそれに合わせてきてる。

 

CDは絶版(中古品はちょこちょこある)ですが

ポップンミュージック「コケティッシュ」の曲を選ぶと聞けます。